おいらは怪獣大将だ!


データ

脚本は田口成光。
監督は前田勲。

ストーリー

勉強しない罰として父親に壷の中に入れられ宇宙へ放り出された怪獣タイショー。
その頃地球では怪獣君と呼ばれる宮坂くんとトオルが遊びの場所取りで言い争っていた。
「俺は怪獣君なんかじゃない。宮坂君と呼べ」。
「じゃあ、宮坂くん。今日の宿題の答え教えてやらないから」とトオル。
困った顔の宮坂くん。
「早く帰って宿題しよう」と友達と一緒に家に帰るトオル。
困った顔で見送る宮坂君。
「何だ、宮坂君はトオル君に勉強教えてもらっていたのか」と宮坂君の友達。
「冗談言うな。この俺さまがあんな奴に勉強教わるわけないだろ」と宮坂君。
そこへ、タイショーが入った壷が落下してくる。
「爆弾だ」とトオル。
伏せる子ども達。
「お兄ちゃん、怖いわあ」とカオル。
落下物に近づくトオル。
「お兄ちゃん、危ないわよ」。
「大丈夫だ」とトオル。
トオルが落下物を引っこ抜くとただの壷だった。
それを見た宮坂君は壷を横取りして持って帰る。
「ここは俺様の土地だ。だからこれも俺様のものだ」。
ずるいわというカオルに、お前を処刑すると宮坂君。
家に帰った宮坂君は独力で宿題に取り組むがさっぱりわからず頭を抱える。
その時壷の中から声が聞こえてきた。
「助けてくれー!」。
驚いて壷を見つめる宮坂君。
壷の中を覗き込むと中には小さな怪獣が。
「おい、お前は誰だ?」。
「俺はタイショーだ」と怪獣。
「壷の青いボタンをクルッと回して。そうすれば出られんだよ」とタイショー。
「冗談言うな。お前は怪獣だろ。ここから出たら俺を食べちゃうつもりなんだろ」と宮坂君。
「頼むよ。俺はそんな悪い奴と違うんだよ。何でもするからさ。助けてくれよ、な」とタイショー。
「何でもか?おいタイショー。俺の宿題やってくれるか?」。
「何でもやるよ」とタイショー。
男と男の約束だぞとボタンを回す宮坂君。
すると中からタイショーが現れた。
体をほぐすタイショー。
早く宿題をやってくれという宮坂君に「長い間閉じ込められてたんだよ。ちょっと休ませてくれよな。おい」とタイショー。
急かされて宿題をやるタイショー。
「こんな難しいのをやるのか?おい?」とタイショー。
「おい、できないのか?お前何年生なんだ?」と宮坂君。
「怪獣小学校の4年生だよ」
「何だあ。俺と同じじゃないか。じゃあこの問題だって出来るはずだろ」。
「でも、俺、算数はあまり得意じゃなかったんだ」。
「約束は守れよ」。
「厳しいな、まったく。お前はまるで怪獣みたいだな」。
「うるさい、俺は宮坂黒彦だい」。
「わかったよ、宮坂君。でも、これ君の宿題なんだぞ」。
そのとき階下から母親の声が。
「大変だ。ママゴンが来るぞ」。
タイショーに隠れるように言う宮坂君。
タイショーは壷の赤いボタンを回せばその中に吸い込まれると宮坂君に言う。
壷の中に吸い込まれるタイショー。
そこへ母親がやってきた。
「黒彦ちゃん、あなたあまり勉強しすぎて、どうかなったんじゃないの?」と母親。
翌日、宮坂君は学校にタイショーの入った壷を持っていく。
宿題の答えを聞かれた宮坂君。
しかし手を上げて答えたものの、答えは間違っていた。
正答を答えるトオル。
「タイショーの奴答え間違いやがったな」と宮坂君。
次の問題も間違える宮坂君。
「また、間違えちゃった。もう嫌」とタイショー。
「もう許さないぞ。俺に恥をかかせやがって」。
壷をゆすぶる宮坂君。
「ゆすぶらないでよ。おしっこ出ちゃうよ」とタイショー。
「宮坂君。宿題のページを間違えたんじゃありませんか」と先生。
「一生懸命やったんですけど」と宮坂君。
その時床にタイショーが漏らしたおしっこが。
もう一度家で宿題をやるように先生から言われる宮坂君。
床の水に気付いた先生に、壷の水が漏ったと雑巾で床を拭く。
家に帰った宮坂君は、タイショーに本気で宿題をやったのか問い詰める。
全力を尽くしたというタイショーに、全部間違えてたじゃないかと宮坂君。
「おかげで俺はどんなに恥をかいたことか」と宮坂君。
「だから言ったじゃないか。俺は算数は苦手なんだって」とタイショー。
「もう一度あの問題やらなくちゃならないんだぞ。弱ったなあ。お前一体地球に何しに来たんだよ」と宮坂君。
「学校をさぼって遊んでばっかりいたら、お父ちゃんがお尻ペンペン、お仕置なんだよ。もうやだやだあ」とタイショー。
「あ〜あ。それじゃ頭が悪いはずだよな。困ったなあ。何とかならないかな。学校がなくなっちゃえばいいのにな」。
「学校がなくなればいいのかい」とタイショー。
「そんなことできるわけないだろ」。
「大丈夫なんだよ。俺に任せといてくれよ。なあ。俺ね、勉強は苦手なんだけど、腕には自信があるんだよ。それにね、大きくもなれるしね」とタイショー。
一緒に学校へ行く2人。
巨大化して準備運動するタイショー。
でっけえなあと宮坂君。
「さあ、ボチボチ取り掛かるとするかね、怪獣君」。
「俺は宮坂、宮坂だよ」。
「怪獣君でいいんだ」とタイショー。
「でっかいことをいいことにしやがって、助けてもらったことも忘れやがって。早くやってくれよ」と宮坂君。
校舎へ向かうタイショー。
「おい、これかい?」
校舎を壊そうとするが、なかなか壊せないタイショー。
やっと校舎を破壊するが、そこへMACがやってきた。
マッキーの攻撃を受けるタイショー。
しかしマッキーはタイショーに叩き落されてしまった。
それを見てレオに変身するゲン。
「あっ、レオだ。邪魔しちゃ困るな」と宮坂君。
「おい、タイショー。自信があるのならそいつもやっつけちゃえ」と宮坂君。
しかし、タイショーは一方的にレオにやられてしまう。
それを見て壷の赤いボタンを回す宮坂君。
壷の中に吸い込まれるタイショー。
壷を持って帰る途中、またお漏らしするタイショー。
水道で壷を洗う宮坂君。
「宮坂君。さっきの怪獣はなんて奴だい?」
「ウルトラマンレオさ」。
「あれが噂のレオか」とタイショー。
基地に帰って報告するゲン。
「お前がついていながら逃がしてしまうとはどういうことだ」とダン。
「スッと消えちゃったんです」とゲン。
「何がスッとだ。しかし良かった。あれで学校に生徒でもいる時間だったら大変なことになっていたぞ」。
「どうして誰もいない学校を壊そうとしたんでしょうね」。
「何を言ってるんだ。小学校は休みになった。その間に何とか早く怪獣を見つけ出すんだ」とダン。
学校が休みで空き地で遊ぶ宮坂君たち。
「学校が休みで宿題がないとつまらないものだな」と宮坂君。
暇を持て余す子どもたち。
怪獣ごっこをやることにする子どもたち。
家に戻った宮坂君は、タイショーに怪獣役をやるように言う。
「怪獣になれって言ったって、元々俺は怪獣じゃないか」とタイショー。
「本物の怪獣だってわかったら大変だから、ぬいぐるみだって言うんだぜ」と宮坂君。
「ぬいぐるみ?大丈夫か。俺怖いよ、怖いよ」。
嫌がるタイショー。
宮坂君がレオ役になって、集団でタイショーを殴りつける子どもたち。
「怪獣だ」
それを見ていたトオルとカオルはゲンに報告する。
子供たちから逃げ出すタイショー。
一緒にタイショーを追いかけるゲンたち。
街中を逃げ回るタイショー。
商店街、銭湯、行く先々で大騒ぎになる。
銭湯の煙突に登るタイショー。
銃で撃つMAC。
「助けてくれ〜。おかあさ〜ん。ちゃんと学校行くから許してよ。勉強するから許してくれよ〜」。
「そうか、あの怪獣はお仕置きされてたんだ」とゲン。
急いで壷のボタンを捻る宮坂君。
しかしボタンが取れてしまう。
「そうだ。困った時はウルトラマンレオだ。レオ〜、助けて〜。家に帰りたいんだよ〜」とタイショー。
「悪いことしちゃったなあ。何とかならないかなあ」と宮坂君。
煙突から落ちて巨大化するタイショー。
MACの攻撃を受け泣き叫ぶタイショー。
「早く、あいつを送ってやれ」とダン。
レオに変身するゲン。
レオはタイショーを庇い、マッキーに攻撃しないように合図を出す。
タイショーを背負って宇宙へ飛び立つレオ。
「お〜い、タイショー。帰ったら一生懸命勉強して怪獣小学校の優等生になるんだぞ〜」。
「怪獣君もな〜」。
「タイショー、おしっこ漏らすなよ〜」。
こうしてタイショーは自分の星へ帰っていった。
何とか一人で宿題をやる宮坂君。
そこへ母親がタイショーの壷に花を生けて部屋に入ってきた。
「明日から家庭教師の先生が来てくれることになったのよ」と母親。
タイショーの壷を懐かしげに見る宮坂君。
活けてある花と水を捨てる宮坂君。
水を浴びるゲン。
「おい、タイショー、元気か」。
壷に語りかける宮坂君。
宮坂君と声を掛けるゲンに対し、俺は怪獣君でいいんだよと宮坂君。

解説(建前)

タイショーは何故日本語が話せるのか?
偶々タイショーのいた星の言葉が日本語だったという可能性もなくはないが、やはりそのようなケースはレアなので、タイショーの星にはタイショーの星の言葉があると考えるのが素直である。
そしてタイショーが日本語を習得していたという可能性もレアなので、これはやはり違う手段で言葉を伝達していたと考えるのが妥当であろう。
すなわち、タイショーは直接人間の脳に意思を伝える能力を持っていた。
作中、タイショーの言葉を聞き取っていた人間は宮坂君だけである。
したがって、音声としての日本語を発することができなかったという解釈も可能である。
ゲンやダンがタイショーの言葉を理解したのは、2人が宇宙人だからであろう。

怪獣小学校と日本の小学校の算数のカリキュラムが同じなのはなぜか。
そもそも同じアラビア数字を用いてないとタイショーに宿題ができるわけがないので、タイショーの星と地球では算数に関してはほぼ共通の体系を有しているものと考えられる。
言葉によるコミュニケーションとは違い、紙を媒体とした意思伝達においてテレパシーは通用しないからだ。
とすると、タイショーの星の算数は地球の算数の影響を受けている可能性が高いであろう。

ここで何故タイショーが地球に送られて来たかを考える必要がある。
父親もただ適当にタイショーを宇宙へ放り投げたのではないのであろう。
原因はわからないが、タイショーの星の怪獣たちには地球の知識があった。
普通に考えたら父親がそんな危険な星に息子を送り込むはずがない。
父親は地球人が基本的に優しい、しかも弱い人たちであることを知っていたのである。
そして、その地球に正義の味方のレオがいることも。

このように考えると、タイショーの星の住民と地球人は出会っていた可能性が高い。
そして高度な科学知識も地球人が伝授したのであろう。
ただ、地球人が宇宙へ行くことが出来るようになったのは、ウルトラの世界でもそう昔ではないはずだ。
とすると、その地球人は厳密には地球人ではないのかもしれない。
むしろ、タイショーの星と地球に、同じ知識を授けた宇宙人がいたのではないか。
それがウルトラの祖先に関係あるのか。
その点に関しては、まだまだ考察が必要であろう。

感想(本音)

実は子どもの頃はあまり好きではなかった話。
基本的に子どもは怪獣が強くて、それを最後にウルトラマンが倒すという話が好きだ。
したがって、こういう怪獣だと何か損した気になるのである。
また、やはりこういう話はちょっと子供だましに見えてしまう。
子どもは敏感なので、子どもをバカにしたような話に対しては拒否反応を示すものだ。
もちろん、実際に馬鹿にしてるか否かはわからないのだが、そういう風に感じてしまうと、一種背伸びしたい気持ちからかこういう話は敬遠しがちになる。
逆に言うとそれだけ子どもってことなのだが。

前置きは以上。
この話の本当の面白さがわかるのは、むしろギャグのお約束を色々知った大人になってからであろう。
子どもの頃の印象はあまりいいものがなかったのに、大人になってからこの話を見ると、滅茶苦茶面白い。
ウルトラでこれだけ抱腹絶倒できる話は、これ以外ない。
脚本もいいが、演出も最高。
また、タイショーの声を演じる白石冬美の演技が最高なのである。
白石さんは後にパタリロなどギャグアニメでも実力を発揮したが、その飄々としたお惚けぶりはタイショーのキャラに見事に嵌っていた。
また、その造形も何ともコミカルで味がある。
あらゆる意味で完成度の高いギャグ話といえよう。

また、今回は主役の宮坂少年の演技もかなり良い。
遊ぶ場所を取ったり壷を勝手に自分のものにしたり、所謂ガキ大将的な立場なのだが、トオルに宿題を教えてもらうなど、情けない面も持ち合わせている。
また、タイショーの壷が落ちてきた時もトオルと違いびくびくしていた。
この辺りが宮坂君を愛すべきキャラにしている所以であろう。
まあ、そもそも怪獣君という本人が嫌がるあだ名で呼ばれてる時点でガキ大将ではないのだが。
ただ、ガキ大将の宮坂君と怪獣タイショーという組み合わせは、やはり狙ってのものであろう。

今回はトオルが何気にいいところを見せている。
宮坂君に宿題を教えてやらないぞと、一太刀浴びせる場面。
学校では答えを間違える宮坂君に対してしっかり正解をしてみせる。
また、タイショーを見て本物の怪獣と見抜いてゲンに報告するなど、宮坂君とはある意味対照的な描かれ方をしている。
本来は主役側であるはずなのだが、今回はゲスト少年が主役ということで、この辺りの扱い方は上手い。
本来のキャラを逸脱することなくギャグを引き立たせる役回りを見事演じている。

ここで個人的に面白かったポイントを並べてみる。
壷から出たタイショーが嫌々宿題をやらされるシーン。
「ちょっと休ませてくれよな」ぶつぶつ文句言いながらやらされるタイショーが面白い。
お母さんが二階に登ってきてバタバタ隠れようとするシーン。
この辺りはお約束という感じだが、つぼは押さえている。
学校でタイショーがお漏らしするシーン。
子どもの頃はこういうシーンは嫌いだったのだが、今では普通に笑える。
そして、これもお約束、「学校がなくなればいいのかい」と学校を壊しに行くシーン。
この辺りも冷静に考えれば教育上よろしくないのだが、こういうことに目くじらを立てるのも狭量すぎる。
子どもは皆学校が潰れて休みになることを願っている。
こういう冗談が現実になる超展開はやはり笑える。

巨大化して準備運動するタイショー。
怪獣型の土俵入りまで披露するサービスぶり。
MACとの戦闘も何ともコミカル。
ただ、やはりレオには歯が立たなかった。
再び壷に戻ってお漏らしするタイショー。
今度は宮坂君の頼みで怪獣ごっこの怪獣役をするタイショー。
子どもたちにボコられるタイショーの姿が最高。
ウルトラファイトを彷彿とさせるが、子どもにボコられた怪獣は初めてではなかろうか。
さらに子供たちから逃げ出したタイショーが蕎麦屋にぶつかって蕎麦を食べたり、お約束の銭湯に入るシーン。
「時間ですよ」なんて再放送世代の子どもにはわかるまい。

最後はタイショーがただの子どもだとわかったレオがMACを制止してタイショーを助ける。
ドタバタ騒ぎにも少し疲れたところで、タイショーと宮坂君の別れ。
2人のコンビが良かっただけに、この別れが結構泣かせる。
ETより前の作品だが、メリハリが利いてるのかこの別れのシーンはある意味ET以上に感動的だった。
お互い優等生になることを誓うタイショーと宮坂君。
でも、これは恐らく無理であろう(笑)。

宮坂君はその言動からか、怪獣君と言われていた。
本人はそれを気に入っていなかったのだが、最後は自ら怪獣君でいいと変わっている。
これはタイショーにそう呼ばれていたからだろうが、タイショーが何故宮坂君を怪獣君と呼ぶのかについてはあまり描かれてなかった。
おそらく、「厳しいな、まったく。お前はまるで怪獣みたいだな」辺りがポイントになったと思われる。
最後にあだ名を受け入れることによりタイショーとの友情を描くという演出もよくできている。

今回はゲストとして、MATの丘隊員役の桂木美加さんが出演。
桂木さんは先生役のようなお堅い役はよく似合う。
また、宮坂君の友達にはエースのヒッポリト編やタロウのバードン編などイベント編でお馴染みの西脇くんと思しき少年が。
ノークレジットなのはチョイ役だからか。
今回の監督は前田勲氏。
ギャグ回の演出は今回が初めてであったが、テンポよく面白く仕上がっていた。
そして脚本は田口氏。
意外と田口氏のギャグ回というのは印象にないが、こんなに面白い話が書けるんだと感心した。
次回との振り幅の広さといいい、さすがメインライターの面目躍如である。

本話は完全にギャグ回で、タイプとしてはオバQや初期ドラえもんのようなドタバタコメディ。
学校がなくなればいいのにという主役の少年のぼやきを真に受ける等、お約束の展開が楽しい。
途中までは学校や子どもたちを中心に描いてとてもウルトラには見えなかったのだが、この学校をなくすという言葉から怪獣出現、MAC出動に繋げる流れはなかなか見事。
ただ、前述したようにこの展開は冷静に考えると問題である。
いくら子どもがいない時間帯とはいえ、少年が怪獣を使って学校を破壊するというのはちょっとやりすぎだからである。
PTAにクレームつけられても仕方ないであろう。

ただ、当時をリアルに知らないから断定できないが、これが問題になったという話は今まで聞いたことがない。
その辺りは大らかな時代だったのであろう。
また、宮坂君のこの行動に対しては、学校が休みで宿題がないと退屈だと発言させており、一応フォローは入れている。
この辺りは教育的な配慮であろう。

今回のテーマは、やっぱりインチキせずにちゃんと勉強しないといけないという、ある意味ドラえもん的テーマで子ども向けとしては普遍的。
ただ、本話はそういうテーマに拘るタイプの話ではない。
とにかく楽しく、そして最後の別れにちょっとホロッとさせられる。
宮坂君とタイショー。
2人の子どもの溌剌としたユーモア溢れるやり取り。
とにかく2人のやり取りだけで楽しい。
それは、今回のあらすじの大半が2人の会話で占められているのを見ればわかるであろう。
ちょっとウルトラの王道ではないかもしれないが、所謂良質なジュブナイルとしても評価できる。
あまり多用するとウルトラではなくなってしまうが、中盤のアクセントとして評価できる一本。
個人的にはレオで一番好きと言ってもいいくらい、お気に入りのエピソードである。


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