データ 脚本は若槻文三。 監督は前田勲。 ストーリー 「水爆だ」。 水槽の中に墨をたらし、それを逆さに見るトオルたち。 「何だ、こんなもん」。 しかし、それを見た仲間の一人ジロウは突然取り乱し、水槽の水をかき混ぜて部屋を出て行った。 「変な奴だな」。 外へ出たジロウは歩道橋から車で混雑する道路を見ていた。 突然咳をし始めるジロウ。 そこへ百子とカオルが通りかかった。 「ジロウちゃんどうしたの」とカオル。 「僕、体が段々弱くなってきたんだ。僕、夢を見たんだ。空から毒のゴミが一杯降ってくる」。 「夢の話でしょう、それ」とカオル。 「でも、本当のことなんだ。僕の緑ガメも死んだ。カブトムシもいなくなった。きっとどこかで死んでるよ。僕もきっともうすぐ」。 走り去るジロウ。 ジロウはゲンのマッキーの前に飛び出して、マッキーを止める。 「マッキー3号は宇宙へ行ける?」とジロウ。 「ああ、行けるよ」とゲン。 「僕をどっか綺麗な星へ連れてって」とジロウ。 「一体どうしたんだ」とゲン。 「窓から毒のゴミが一杯入ってくる夢を見たんだ」とジロウ。 「何だ、夢の話か」。 「でも、本当の夢なんだよ。僕の体は毒のゴミに弱いんだ。だから僕だけ段々弱っていくんだ。僕だけじゃない、窓のところにおいていた緑ガメも死んじゃったんだ」とジロウ。 綺麗な星へ連れて行って欲しいと懇願するジロウに対し、 「もしそんな恐ろしい毒のゴミが空から降ってきたら、君を真っ先に綺麗な星に連れてってあげる」とゲン。 しかしゲンは、「でも、今は大丈夫だ」とジロウをなだめる。 基地に帰ったゲンはジロウの言葉が気になる。 地球ほど美しく見える星はないとゲン。 そこへトオルからジロウが熱を出してゲンに会いたがってると連絡が入る。 またMACにも新型ロケット弾の実験をクリーン星で行うことになった旨、連絡が入る。 ジロウの見舞いに行くゲン。 「MACのお兄ちゃん、僕」。 「心配するなよ、風邪だよ。すぐに良くなるさ」とゲン。 引き出しを開けてくれるように頼まれるゲン。 引き出しを開けると中には箱があった。 ジロウに言われてその箱を開けるゲン。 すると、箱の中には菊の花で飾られた緑ガメの死体が置かれていた。 「のどが痛いよ。きっと毒のゴミだ」。 突然苦しみだすジロウ。 「いつ綺麗な星へ連れてってくれるの」とジロウ。 その夜、ジロウは不思議な夢を見た。 「誰、どっから来たの?」 「クリーン星から来た星人さ。君は綺麗な星に行きたいんだね」と星人。 クリーン星人はジロウをクリーン星へ連れて行ってくれるという。 「また、毒のゴミが降って来た。急ごう」と星人。 「ここがクリーン星。綺麗だな、凄いなあ」とジロウ。 「あっ、緑ガメだ。あっ、僕のかぶと虫だ」。 「そうだよ、ジロウ。ここへ来てすっかり元気になったんだ」とカブトムシ。 「私なんか生き返ったのよ」と緑ガメ。 「ここはいいよ、地球と違って」。 「毒のゴミは降らない?」 「降るもんか」。 「目に染みる雨は」 「降るもんか。ジロウもここで暮らせば一変に元気になるさ」とカブトムシ。 「クリーン星に来て本当に良かったわ」と緑ガメ。 「ジロウ、みんな呼んでやろうよ」とカブトムシ。 「お父さんも、お母さんも来ればいいのになあ」とジロウ。 母親に起こされるジロウ。 「カブトムシが、僕のカブトムシが」とジロウ。 窓を開けましょうという母親に、開けないでと懇願するジロウ。 その頃、MACに宇宙ステーションV9から地球にUFOが接近していると連絡が入る。 V9はUFOに攻撃され破壊されてしまった。 さらに宇宙ステーションHから出動したロケット戦闘機も全滅する。 マッキー3号に接近するUFO。 UFOの正体は宇宙昆虫サタンビートルだった。 「怪獣は東京に来るの?」とジロウ。 カブトムシによく似た宇宙昆虫だそうよと母親。 マッキーで宇宙昆虫を追跡する、ダンとゲン。 「ひょっとしたら、クリーン星から飛んで来たのかも知れない。きっとそうだ」とゲン。 「カブトムシ?僕を迎えに来てくれたのかなあ」。 窓からサタンビートルを眺めるジロウ。 「やっぱりそうだ、僕のカブトムシだ」とジロウ。 サタンビートルに対しマッキーで攻撃するMAC。 しかしサタンビートルは腹から弾薬を連射し、街を破壊する。 「僕のカブトムシだ。僕を迎えに来てくれたんだ。ワーイ」。 家を飛び出して喜ぶジロウ。 「ジロウ君が危ない」。 地上に降りジロウを助けに行くゲン。 「僕のカブトムシが僕を迎えに来てくれたんだ」とジロウ。 ジロウに迫る怪獣。 レオに変身するゲン 空中からレオを襲うサタンビートル。 さらに怪獣はレオに馬乗りになって攻撃する。 羽を毟り取るレオ。 しかしサタンビートルは体からマシンガンのように弾を連射して反撃する。 攻撃に巻き込まれ気を失うジロウ。 夢の中で毒のゴミに襲われるジロウ。 「ジロウ、こっちだ、こっちだ」と星人。 クリーン星人が現れ、ジロウにブランコに乗るよう勧める。 「このブランコは普通のブランコと違うんだ。乗ってみないとわからないよ」と星人。 「うわあ、本当だ。綺麗だなあ」とジロウ。 「何の音?」とジロウ。 「お前のカブトムシとレオが戦っている音だ」。 「かぶと虫は僕を迎えに来てくれたの?」とジロウ。 「そうだ」。 「やっぱりそうだったのか」とジロウ。 ジロウはレオとカブトムシの戦いを止めるよう頼むが、いずれ戦いは終わると星人。 「嫌な奴が来た」と星人。 「いくら誘われてもブランコから降りるんじゃないぞ。勝手に降りたら、いいか。綺麗な星には連れて行かないからな」と星人。 「約束するよ」とジロウ。 そこへゲンがやってきた。 「僕は綺麗な星に行くんだ。地球にいたらきっと」。 「そうか、ジロウ君は体が弱いもんな。でも体より、心のほうがもっと弱ってる」とゲン。 「おゝとりさんは毒のゴミが怖くないの?みんなも怖くないのかな?」とジロウ。 姿を消すゲン。 そこへ星人の笑い声が聞こえてきた。 「その調子、その調子。ほら、君のカブトムシが戻ってきたよ」と星人。 「変だなあ、僕のかぶと虫はレオと戦ってるんだけどな」とジロウ。 星人に言われたままブランコを飛び降りるジロウ。 ジロウはカブトムシの上に着地した。 「ジロウ、さあ行こう」とカブトムシ。 爆発に巻き込まれるジロウ。 カブトムシから振り落とされるジロウ。 ダンに起こされ目を覚ますジロウ。 「カブトムシは?僕のカブトムシは」とジロウ。 サタンビートルの降らせる毒のゴミに苦しむレオ。 「そうだ、ジロウ君が恐れていた毒のゴミは、あいつが降らせていたんだ」とダン。 「誰が僕のカブトムシを」。 悔し涙を流すジロウ。 ジロウはレオとサタンビートルの格闘を見ながら、毒のゴミを撒き散らせているのはクリーン星人に操られているサタンビートルだということを知る。 レオキックでサタンビートルに止めを刺すレオ。 「僕もう元気だ。起きるよ」と寝床から起きるジロウ。 「僕ね、体も弱かったけど、心も弱かったんだ。でももう強くなったんだ」とジロウ。 トオルと相撲を取るジロウ。 そこへ母親が来て慌ててベッドに戻る。 「あっ、僕のカブトムシだ」とジロウ。 カブトムシを捕まえるゲン。 「隠れていたんじゃ駄目じゃないか、この弱虫カブトムシめ」とゲン。 「痛いじゃないか」。 腹話術でゲンを騙すジロウ。 「こいつ、騙したな」とゲン。 解説(建前) クリーン星人は何者か。 そもそもクリーン星人はジロウの夢の中にしか出てきていない。 素直に考えると、クリーン星人というのはジロウの作り出した幻影と考えるのが妥当であろう。 ただ、それだとロケット弾の実験に使われたクリーン星との関係が問題となる。 やはり、クリーン星をジロウの全くの幻影と考えるのも無理があると思う。 これは結局こう考えるしかあるまい。 すなわち、クリーン星人というのは自分の星がピンチに陥ったサタンビートルのSOS信号を受けてジロウが作り出した幻影であると。 元々病弱だったジロウは弱い心で毒のゴミが撒き散らされる夢を見るようになった。 それはどんどんエスカレートし、もはや夢だけでなく現実世界でも毒のゴミが撒き散らされる妄想に取り付かれるようになった。 水槽をかき回すジロウは既に精神をかなりやられていたのである。 そういう異常な精神状態だったからこそ、サタンビートルのSOSを求める信号に感応してしまった。 その結果、ジロウの脳内にクリーン星人という幻影が作りだされたのである。 それでは実際に毒のゴミを撒き散らしたのは何者か。 ダンはサタンビートルが毒のゴミを撒き散らしたと言ってはいるが、遠いクリーン星から毒のゴミをまき散らかしていたとは考えにくい。 これは結局、地球人の手による環境汚染の賜物だと考えるしかないであろう。 では、サタンビートルは全く毒のゴミと関係ないのか。 おそらく、これも関係あるだろう。 すなわち、星を攻撃されたサタンビートルは自らの体にその攻撃による汚染物質を蓄積した。 結局地球から持ち出された毒のゴミがサタンビートルの体に乗って戻って来たのである。 回りまわって地球のゴミが地球に戻ってきた。 やっぱりこれも地球の環境汚染の賜物なのである。 感想(本音) 何回見てもイマイチよくわからない話。 とにかく、ジロウ中心に話が進み、夢の中と現実との区別が難しい。 星を破壊された怪獣が復讐に来る話にも見えるがそれもはっきりせず、正直かなりシュールな話になっている。 単に脚本の練りこみ不足か、それとも狙いか。 ギロ星獣の話に雰囲気が近いが、とにかくこれが正解という解釈は難しいと思う。 まずクリーン星人であるが、解釈ではジロウの脳内で作られた幻影ということにした。 しかし、これも正直難しい。 なぜなら、ナレーターがクリーン星人がサタンビートルを操って毒を撒き散らしたと言っているからである。 ただ、これも解釈で述べたように、実際そういうことが出来たのかかなり疑問がある。 加えて、ジロウだけしか被害に遭っていないというのも不自然。 結局、ナレーターの言うように全てクリーン星人のせいにするのは無理があるのである。 以上から私はクリーン星人の存在を否定したが、そうするとナレーターの解説との整合性が問題になる。 ナレーターは完成作品においてはあくまで客観的な、いわば神の視点から解説をするものである。 したがって作中の登場人物のようにその文言を軽々に無視することは出来ない。 そこで私はナレーターの言葉の解釈でこれを乗り切ることにした。 すなわち、ナレーターの言うクリーン星人とはジロウの弱い心、すなわちジロウ本人であると解釈するのである。 つまり、毒のゴミを降らせたのはジロウ本人の弱い心。 そして、昆虫の王様であるカブトムシはジロウの依存の対象。 ジロウはサタンビートルに自分のカブトムシを重ね合わせた。 その結果、サタンビートルに他の星へ連れて行ってもらおうと無茶をしたのである。 しかしサタンビートルはジロウを助けてくれる存在ではなかった。 同様にカブトムシも自分を助けてくれる存在ではない。 ジロウはダンに言われてようやくそのことに気がついたのである。 「誰が僕のカブトムシを」。 自分のことは自分で助けるしかない。 自分を現実から逃がしてくれるカブトムシなんてそもそも存在しないのである。 と、こんな感じでナレーターの言葉を解釈してみたが、正直自分で書いてても意味不明。 結局この話をまともに解釈するのは無理なのである。 クリーン星人に操られてるって、クリーン星人なんかそもそも存在するのか。 あるいは、サタンビートルこそクリーン星に住む住人=クリーン星人ではないのか。 そもそもクリーン星人がジロウに毒のゴミを降らせて苦しめる理由はあるのか。 サタンビートルは現実にジロウに毒のゴミを降らせていたのか。 それは如何なる方法なのか。 他の人間で被害に遭った者はいたのか。 考えれば考えるほどわからない。 かように本話は考えれば考えるほど理解が難しい話である。 そもそも脚本段階ではクリーン星人はどのような存在として設定されていたのか。 一方、現場はクリーン星人をどのような存在として理解していたのか。 両者の齟齬がこのような一見支離滅裂な話を生んだのではないのか。 さっきから疑問形ばかりだが、本エピソードはウルトラシリーズでもトップレベルの不条理な話であろう。 内容を捉えるのが難しい以上、そのテーマも捉えるのが難しい。 それでもあえてテーマを考えるなら、病は気からということにでもなろうか(笑)。 水爆発言や、排気ガスを出す車の映像などからは公害や環境がテーマとも思える。 何たって出てくる宇宙人がクリーン星人でクリーン星はその名のとおり空気の綺麗な星なのだから、この辺りからは1期ウルトラでお馴染み文明批判とも解釈できよう。 しかし、結局はクリーン星人はジロウを騙してジロウを現実逃避に追い込もうとした。 すなわち、現代風に言うとジロウをニートにしようとしたのである(笑)。 そして大事なのは、クリーン星人は本話では完全に悪であるということ。 クリーン星人は地球の環境を破壊しようとした。 そしてジロウを騙して自分たちの星へ連れて行こうとしたのである。 文明批判なら宇宙人であるクリーン星人を悪には設定しない。 結局クリーン星人=人間だから、文明批判にもなりうるのである。 しかし、クリーン星自身はどうやら緑ガメやカブトムシによると、とても住みやすい綺麗な星だという。 つまりクリーン星人は自分たちの星は綺麗にしてるくせに、他人の星に勝手にやってきて環境を破壊している。 これはどういうことか。 おそらくこれは自分たちの裕福な暮らしのために途上国の環境を破壊する先進国の姿であろう。 結局クリーン星人とは、温暖化ガス削減を謳いながら途上国との排出権取引などで利権を貪る経済至上主義の先進国の姿なのかもしれない(笑)。 話がかなり脱線したので、他の気になった点。 今回トオルは完全に脇役。 あくまでジロウの友達という役割しかなかった。 そして、そのジロウを演じたのは2期ウルトラでお馴染み、当サイトでもお馴染み高橋仁君。 かつてはバキシム、コオクスなど超獣の人間体をよく演じていたが、最近は人間の子ども役を演じることが多い。 今回も一応普通の少年役だが、ただその言動はもはやマジキチレベル(笑)。 話をわかりやすくするための演出だろうが、カメを箱の中に葬っていたり、あわや怪獣に踏み潰されそうになるなど何らかの精神ケアが必要な状態なのは間違いないであろう。 最後は一応まともに戻ったが、また病気が再発しないかについては注意は怠れないと思う(笑)。 ジロウの夢の中だけに現れたクリーン星人もかなり変質者チックな出で立ち(笑)。 やはりこれはあくまでクリーン星人がイメージの中だけの存在だからであろう。 しかし、本話においてクリーン星人が存在したか否かは一つの大きな謎である。 MACによるとクリーン星におけるロケット弾の演習は地球に影響はないとのことであるが、それならさすがにクリーン星に人はいないという調査くらいはしたであろう。 少なくとも文明があればそこを攻撃なんかしない。 やはりサタンビートルこそクリーン星人であり、サタンビートルは文明を作れるほど進化した生物ではなかった。 あるいはたまたま通りかかっただけかもしれないが、自分の星を攻撃され仲間のほとんどが死に絶えたため復讐に来たと解釈するのが素直であろう。 解説でも一応そのラインで説明させていただいた。 今回インパクトがあったのは緑ガメやカブトムシが喋るシーン。 結果から見るとあれはジロウを陥れるための甘い罠であり詐欺なわけだが(笑)、まあえてして詐欺や宗教なんてものはああいったいい人そうな喋り方で勧誘するものです(笑)。 まあ、別に彼らは悪者ではなさそうだが、結果的には悪者であり、ちょっと不憫(笑)。 この辺りは文明批判の要素もあったのだろうが、結果的にそれが奏功したかは疑問の残るところである。 本話の脚本はウルトラセブンで「超兵器R1号」などの脚本を残した若槻文三氏。 星を破壊された怪獣が復讐に来るという点、ストレートに上記脚本のレオにおける焼き直しと解釈できよう。 ただ、完成した作品を見ると、正直テーマがよくわからなくなる。 環境問題、子どもの心の問題、科学文明批判などそれらしいものは盛り込まれているのだが、本話においてはこれらのテーマがうまく連関して消化されているかとなると疑問としか言いようがないからである。 これはやはりレオという作品が子どもの教育に主眼を置いている点に原因があろう。 すなわち病は気からで、本話においては弱い気持ちに負けたジロウの心の成長に重きを置いた結果、環境問題や文明批判が後方に退いてしまった。 その結果、一見すると支離滅裂な中途半端な話になってしまったのである。 しかし、それはレオという作品のテーマである以上仕方ない。 大事なのはそのテーマが如何にドラマとして昇華されてるかなのである。 では、本話においてそのテーマは昇華されているといえるか。 この辺りは難しいところだが、ジロウはゲンやダンの助けは受けたとは言え、自ら自分の心の弱さに気付きそれを克服している点、一応テーマは伝わっているといえるだろう。 すなわち、クリーン星人=自分の心の弱さの言いなりになりそうなところ、自らの意志でゲンを夢の中に登場させた。 その時点でジロウはゲンの言う通り、自分の心の弱さに思い当たっていたのである。 ジロウはゲンの説得を振り切ってカブトムシで地球を脱出しようとする。 カブトムシから落ちないよう必死に踏ん張るジロウ。 この辺りはジロウの心の葛藤を描いているのであろう。 最後ジロウはカブトムシから落ちる。 ジロウは自分の頑なな心を克服し、遂に弱い心に打ち勝つことができたのである。 以上、長々とかなり強引な解釈を展開してきたが、結局のところ、本話はあまり頭で考えてはいけない類の作品だと思う。 そういう点では本サイトとは相性が悪いが、シュールというのはそういうものなので致し方ないであろう。 個人的な評価としては可もなく不可もなし。 この辺りは個人の楽しみ方次第であろう。 ただ、やはり正直に申せば、もう少しやり様があったのではないか。 そういう意味ではやはり不完全燃焼が残るエピソードではある。 |