データ 脚本は上原正三。 監督は筧正典、満田かずほ。 ストーリー 工事現場に謎の卵出現。 卵は現場の作業員を吸収し、土の中に沈んでいく。 一方、上空をパトロールしていた北斗は空中に浮かぶ謎の卵を発見する。 アローで爆撃する北斗。 見事卵を粉砕したかに見えたが、それは幻であった。 パトロールから帰った北斗は南とともにTACの仲間による歓迎会に出席するが、会中に巨大な卵により航空機が墜落したという連絡が入る。 山中らに卵を破壊しなかった責任を問われる北斗。 隊長は北斗と南を残して全隊員を出撃させる。 巨大な卵はTACの攻撃にもびくともせずビルの屋上へ。 南の制止も聞かず、飛び出す北斗。 そこへ地中からもう一つの卵が飛び出し、ビルの卵と合体する。 それは異次元人ヤプールが古代生物カメレキングと宇宙翼竜を合体させた超獣カメレキングの卵であった。 基地に帰ったTACは古文書からその卵がアトランティスを滅ぼしたカメレキングの卵であることを知り、ビッグレーザーで卵のうちに焼却する作戦を取る。 しかし現場でレーザーを浴びせてる途中に超獣が誕生。 攻撃を仕掛けるTAC。 それをものともせず暴れるカメレキング。 隊長は決死のワンポイント攻撃を仕掛けるが、何故かアローから弾が出ない。 煙を上げて急降下するアロー。 その時北斗と南のリングが光った。 「ライダータッチ!」 辛くもウルトラマンAは隊長機を助け、カメレキングと対戦する。 苦戦しつつも最後はメタリウム光線で超獣を倒すA。 戦い後、負傷した隊長を見舞う北斗に隊長は、 「北斗に助けられた幻影を見た」 と言う。 戦いが済んで晴れ晴れとした隊員達であった。 解説(建前) まあ無難なストーリーで特に謎な箇所はありません。 気になった点は防衛軍があっさり復活してたこと。 しかし、前の全滅からしばらく経っていたことからも、別に不思議はないでしょう。 カメレキングに叩き潰された機に乗っていた隊員の生死は不明ですが。 隊長機のミサイルが発射しなかった点、及び煙を吹いた点はちょっとよくわかりませんでした。 単なる整備不良でしょうか。 かなり問題を感じます。 後、TACの本部はニューヨークにあることが判明。 また、エースも大して強敵でもないカメレキングに苦戦しますが、これも北斗が戦いに不慣れなためであろう。 エースにおいてはそういう傾向がかなり見られ、徒に苦戦するシーンが頻繁に見られます。 カメレキングを目撃した子供が、怪獣だと言って見物しに行きますが ウルトラワールドでは怪獣に対する恐怖心は子供たちにはあまり無いようです。 それだけ怪獣は日常に浸透してるのでしょう。 そういうシーンはシリーズ全般にかなり見られます。 超獣についてはヤプールおそるべしというところで特になし。 古代生物の卵と宇宙翼竜の卵をどこから運んできたかは不明です。 北斗と夕子の絡みでは、待機を命じられた北斗を優しく諭す夕子のシーンが印象に残りました。 感想(本音) 山中に責められる北斗。 これはまあ仕方ないかな。 サボってきたという扱いはかなり酷いが。 ビルが卵に押しつぶされたシーンではさぞかし死傷者が出たであろう。 まあそこまでわざわざ見せるのはドラマ的に何なので、構いませんが。 卵が合体する時に隊長が退避を命ずるが、ほんの3,4メートル下がった程度であれで退避したと言えるのか疑問。 それでも退避しなかった北斗だけ怪我をしたのだから、隊長の計算は正確だったのであろう。 エースが大した技も無いカメレキングに苦戦するのは間抜け。 自分で前方宙返りをして着地に失敗してカメレキングに攻め込まれるのはかなり情けなかった。 子供を乗せたバスがエンストしてTACが助けるシーンがあったが、他に機動隊やら警察やらはいないのか。 TACはあんな少数で大変だなと思った。 梶の発明は相変わらず役に立たない。 しかし、梶は古代生物にも詳しいのか。 そういうのに詳しいはずの吉村隊員が単なるスライド係に堕していたのは不憫だった。 て、彼の知識が役立つ話はあるのか? 今野のロケット工学も。 結局何だかんだ言っても1番役に立ってるのは山中の射撃っぽい。 梶はマリア2号で面目を保つが。 北斗と夕子だが、あのライダータッチは意味不明。 やたら空高く飛んで目立ってたし、合体変身はこんなことばっかりしてるからなくなるんだと思います。 しかし、ヤプールといいライダータッチといい、仮面ライダーを意識してるのがよくわかりますね。 後、隊長が北斗に助けられたというのはエースの本体が北斗であることの伏線でしょうか? 2話はこんなとこです。 1話のテンションからすると、押さえ気味の2話でした。 |